星のカービィ 参上! ドロッチェ団


星のカービィ 参上! ドロッチェ団は2006年11月2日発売のDS用ソフト。
開発はフラグシップ、鏡の大迷宮と同じところであるが今作は鏡と違いカービィ生みの親の桜井氏は関わってない。

●DSでありながらシステムはGBAのカービィと基本的に同じ。しかしコピー能力に巻物がありそれを取ることで新しい技を使えたり、SDXの様に一つの能力で多くの技が使えたりする。
●鏡同様にステージに宝箱があったりする(ドロッチェ団が盗んでるものも)。しかしステージのギミックが格別難しいわけでもない。量は多いのだが…
●下画面はコピーパレットといいアイテムや能力が保持できる。これでいつでも好きなタイミングで好きな能力を使ったりできるのだがこの下画面の仕様は正直有効活用してるとは言いがたいもの。 ゲームを進めるとカービィの体力を増やすことができるのだがマキシムトマトを保持すれば実質かなりタフなカービィができてしまう。更にいつでも能力が切り替えられるSDXの銀河の様な自由度はない。とりあえず下画面を使ってみましたという感じがどうも否めない。
●また、下画面でスパークとソードを混ぜると画面の様にサンダーソードになったりする。しかし64の様に混ぜるのが攻略のキモとなるわけでもない。ミックスできる能力も限られておりゲームクリア時には「そういやそんなのもあったね」程度の存在感である。コピー能力総数を減らし、パレットと64のミックスシステムを上手く使った作品だったらかなり面白かったと思うのだが…

●シナリオ面ではカービィがケーキを奪われたのでとりあえずデデデをシバきに行こかという軽いノリで始まる。良く言えば原点回帰なのだが結局カービィの誤解という結末でしかもメタナイトが美味しいところを全部持っていく。デデデ城がアニメのデザインだったりでアニメのメタナイト人気をモロに受けている作品。
●前作の鏡から色々とパワーアップしてる面もあるのだがいかんせん中途半端なところが多すぎるのがネックな作品。ちなみにトルネイドの異常なまでの強さは健在。ラスボスもトルネイドがあれば余裕で倒せます。

ちなみにフラグシップは2007年にカプコンに吸収合併された。
ドロッチェ自体の売上は良く、当時のDS人気もありミリオンセラーを記録した。
光文社の4コマ漫画。
上にのってるのはアニマルのキーホルダー。
ドロッチェグッズは無いがアニマルだけは
グッズ化されやすい。ちなみに
アニマルは夢の泉の没コピー能力だった。




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